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ユナイテッドアローズ&サンズ ディレクター

小木“POGGY”基史

ASICSTigerを履き、遊び、自分を表現する。そんな人々を、ジャンルを越えて紹介する、「ASICSTIGER VOICE」。

今回は、国内外で注目を集める、ユナイテッドアローズ&サンズのディレクターの小木“Poggy”基史氏が、登場。ポギー氏のパーソナルな原風景から、世界から見たASICSTIGERの存在感まで、縦横無尽に語り尽くしてくれた。

履いた瞬間にわかる、ジャパンブランドらしさ。

—ASICSTIGERとの、最初の出合いを教えてください。

ポギー:初めてASICSTIGERを履いたのは、小学生の頃です。なんとなくファッションに興味を持ち始めた時期で、その年代って、父親の服から良さそうなものを借りたりするじゃないですか?そこにASICSTIGERのクラシックなスニーカーがあって、それを履いたのが最初の出合いですね。

あとは、当時部活でバレーボール部に所属していて、そこでも『GEL』が入ったシューズを履いていました。ガチのスポーツ目的だったので、オシャレというイメージはなかったけど、白地に赤のラインの配色と、独特の履き心地が、鮮明に記憶に残ってますね。 

—そこから月日は流れて、ファッションの世界に入ったポギーさんが、再びASICSTIGERに注目したきっかけを教えてください。

ポギー:4〜5年前頃から、アメリカやヨーロッパのショップが、別注をかけているのを見てなんとなく気になり始めてましたが、決定的だったのは、NYの〈KITH(キース)〉のロニー・フィーグから、彼が別注したASICSTIGERをプレゼントされたことでした。

彼の別注モデルはヨーロッパ的な配色や替えヒモを何本もつけるなど、こだわりが徹底的に詰っていました。あと、履いた瞬間にわかる、硬質なのに気持ちよくフィットする感覚が、少年時代の原体験とリンクして、ジャパンブランドならではの、いい意味での真面目さを感じました。

海外から“クール”と評価されて、あらためて格好いいと思った。

—スポーツシューズだと思っていたASICSTIGERを、海外のデザイナーからの逆輸入で再注目したということでしょうか?

ポギー:そうですね。たとえば、今アメリカではアイビーファッションを中心とした「アメカジ」が再評価されています。でもそれって、日本でのアメカジブームの逆輸入的な側面があると思うんです。

僕にとってのASICSTIGERは、まさにそれ。日本人にとって身近すぎるブランドが、海外から“クール”と評価されて、あらためて格好いいと思う。そんな感じですね。

—ポギーさんは、どのようにASICSTIGERを選びますか?

ポギー:自分の好みで言わせてもらうと、ローテクとハイテクの中間くらいの気分のモデルをセレクトすることが多いです。材質では、ヌバック、スエード系が好きですね。

他のブランドのスニーカーって、シューズ自体が主役になろうとするところがあるけど、ASICSTIGERは、いい意味で主張が控えめ。結果的に、全体のコーディネートを引き立ててくれるところが、いいですね。その感覚ってすごく日本的だし、だからこそ色違いで何足も揃えておきたくなります。

「Sushi, Karaoke & ASICSTIGER」

—これからのASICSTIGERについて、こうなって欲しいという、ボギーさんのビジョンを、お聞かせください。

ポギー:ロニーとの会話でも感じたことですが、海外の人は、ASICSTIGERを日本のブランドだと強く認識しています。「ジャパンブランド=クール・丁寧で緻密」という評価です。 

実際ASICSTIGERって、材質も縫製も、見えないところまで本当に丁寧に作られていますよね。不器用だけど、ブレないモノづくりの姿勢。その生真面目さは、これからも失わないで欲しいですね。「Sushi, Karaoke & ASICSTIGER」的な、世界から見た時の日本のイメージの一部になる、みたいな(笑)。

それから、今のファッションシーンって、“ストリート”と“モード”の壁が、どんどんなくなっていると思います。だから、ASICSTIGERも、その境界線をどんどん越えていく存在になって欲しいですね。